石見銀山の見どころ

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羅漢寺五百羅漢

「羅漢」とは、仏教の究極の悟りに達し、人々から尊敬と供養を受けるにふさわしい境地に至った者をいいます。18世紀の中頃、代官所の役人が発創し、代官が亡き人の冥福を祈って石仏を寄進したことが発端といわれます。

完成までにはおよそ25年もの歳月を要し、地元の石工、坪内平七一門の手によって、笑っているもの、泣いているもの、説法をしているもの、天空を仰いでいるものなど豊かな表情を持っています。石材は地元の福光石が用いられていますが、田安御殿や江戸城本丸、大奥の女中、その関係者など江戸城下から数多くの寄進を受けました。

五百羅漢の完成によって、鉱山の衰退によって心が荒みがちになっていた人々の心に安らぎを与えました。鉱石の産出量も増加しました。その後、拝観すると亡くなった父母や近親者に会えるとされ、各村々からの寄進が相次いだといわれます。世界遺産石見銀山の重要な構成要素の一つです。